FUJIPET 35 (フジペット35)。
昭和34年頃、富士写真フィルムから発売されてた廉価版のカメラです。
パッケージの箱には、子供が写真を撮ってる絵が描いてあるので、子供向けのカメラだと思われます。
トイカメラの走りでしょうか? 🙄
このカメラは親が持っていて、もう使う予定は無いけど、思い出として持ってるだけらしいので、使わせて下さいと頼みました。
左右対称のデザインがユニークなカメラです。
廉価版のカメラのため、構造がとてもシンプルで、複雑なメカはありません。
フィルムの巻上げ&巻き戻しは、カメラ上部の丸いダイヤルを回す方式で、よく見る巻上げレバーや巻き戻しハンドル方式ではありません。
レンズの左右横から出ている三角のレバーは、右がシャッター、左がシャッターチャージレバーです。
シャッターと巻き上げは連動していないてめに、フィルムを巻き上げたか覚えていないと、多重露光になってしまいます・・ 🙁
レンズは、FUJINAR-K 45mm/F3.5 と、トイカメラとしては本格的です! 😮
ピント合わせは、目測で0.5m~無限遠になっています。
そしてシャッターは、B,1/25~1/200のCOPAL社製のレンズシャッターです。! 😎
絞り羽根は4枚ですが、絞りはf3.5~f22まで選べます。
フィルム室はとてもシンプル。
シンプルゆえに、故障もなく全て問題なく動作します。
裏蓋には、昔のFUJIFILMの絵のシールが貼ってありました。
シールの絵は、NEOPAN F, NEOPAN SS, NEOPAN SSSの三種類です。
NEOPAN SSは、現在でも販売されてますね。
このカメラは、距離計と露出計が無く、フルマニュアルなのでカメラの使い方を知ってる人でないと、手ごわいカメラです。
本当に子供が扱えたのでしょうか?
逆に、カメラの使い方を知ってる人には楽しいカメラです。
トイカメラとは思えない出来です。
今日、NEOPAN(フジの白黒ネガフィルム)を使って撮影してみたので、後日UPしてみたいと思います。
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