前回は、撮影者から見て、右から左へ、あるいは左から右へと走る犬。犬を横から撮るPENTAX K-xのAFについて書きましたが、今回は撮影者に向かって来る犬の場合です。
前回も似たようなことを書きましたが、犬が走る時は地面を蹴るたびに上下にゆれる、走るスピードも一定ではなく加速したり減速したりする。走る方向もコロコロ変わる。AFの動体予測には厳しい条件ですが、犬を横から撮る場合は比較的ピントの移動幅が少なくいため、PENTAX K-xのAFは難なくピントを合わせ続けられた。
撮影者に向かって来る犬の場合は、ピントの移動幅が大きいため、AFにとってより厳しい条件となります。
PENTAX istDS・PENTAX K10Dを使ってた時は、犬を横から撮る場合はAFでも撮れたりしたのですが、撮影者に向かって来る犬の場合はAFで撮るのは難しく、多くが後ピンになっていました。なので、撮影者に向かって来る犬を撮る場合は、置きピンで撮る事がほとんど。
しかし、PENTAX K-xはAFでもピントが合いますよ!
ボールを見ながら加速したり減速したり、速度が一定じゃない被写体なので、ピントが合っていない写真も多いのですが、4~5割くらいがピントOK。あとは後ピンが多かったですね。
これはピントNG(後ピン)の写真。
ドーベルマン・サラ(黒色)にピントが合ってなければならないのに、サラの後ろ足にピントが合っている。うちの場合、犬が2頭いるので、AFのピントNGでも写真はOKになるケースがある。(笑)
ピントNGの写真は、これくらいの後ピンが多く、AFフレームに犬を入れている限り、バックに抜けしたりとかのピント大外しはなかった。AFの追従は良好で、犬がカメラの目前に来るまで追従していました。
AFの測距点はいろいろ試して、オート5点を使っています。スポット or セレクトでの1点では、走る犬をAFフレームに入れ続けるのは至難の技。オート11点では広すぎて、よけいな物にピントが合ったりする。
エントリークラスのカメラということを考えたら、ペット撮りにも十分のAF性能を備えたカメラと言えるのじゃないかな。
次は、夕暮れ時(やや暗い)の走る犬についてです。
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