PENTAX K-xで犬の写真を撮ってみました。エントリー機でおもちゃみたいな安っぽい外観のカメラですが、中身はなかなかのレベルのカメラでした。
犬が走る速さはランダム。犬の走る方向も予想できない。撮影者も犬を追いかけて走りながら撮る。カメラのAFが苦手としている条件です。
今までデジタルではPENTAX istDS・PENTAX K10Dと使って来ましたが、どちらもAFは評価が高くないカメラで、走る犬の写真を撮るときはAFだけでは難しい。MFを主体に、またはMFを補助的に使わないとまともに撮れない。それはそれで、いろいろと工夫するのが面白かったりするのですが・・
PENTAX K-xの設定は、シャッタースピード優先(今回は1/500~1/1000)、連続撮影(Hi)、ISO感度AUTO(100-1600)、AFモードAF.C、測距点オート5点、こんな感じでやっています。
実際に撮影してみるとAFが迷わず犬を追い続け、今回の写真のように犬の横から写すのなら、AFフレームに犬を入れ続けられれば、ほとんどピントがあっていました。走るのが速い犬の場合は、AFフレームに犬を入れ続けるのが一番難しいのですが・・・
撮影した時間は午後3時、天候はくもり、これくらいの明るさがあれば、AFまかせに走る犬を撮っても大丈夫。
走る犬を撮るときは、連写性能も重要。
PENTAX K-xは連続撮影4.7コマ/秒で、エントリークラスとしては頑張った性能です。
実際使ってみると、シャッター音が大きなカメラなので「バタバタバタバタ」と大げさな音が鳴り、実際の速さよりも速く連写してるような感じがします。(笑)
今回くらいの明るさがあれば、AFは迷わないため、連写は快適に作動していました。私はRAWで撮るため、連写のバッファが5コマになっているので、すぐにバッファフルになってSDカードへの書き込み待ちが頻発してイライラするかなと予想したのですが、SDカードへの書き込みが速くて、書き込み待ちに悩まされることはありませんでした。JPEGで撮る場合は、連写のバッファが17コマになっているので、走る犬用途では十分なバッファ量だと思います。
連写のバッファメモリはエントリークラスで少なめなので、連写を多用する人はSanDisk EXtremeIIIなど、書き込み速度が速いSDカードをお勧めします。
次は、カメラに向かって走って来る犬についてです。
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