前回の続きです。
鳥山のメカニズムは、イワシ等の小魚の群れを追って、カツオ・サバ・ブリ等の回遊魚がやって来る。
回遊魚が、小魚の群れを水面近くに追い詰めます。
水面近くに追い詰められた小魚の群れに、回遊魚が突入します。
小魚の群れは逃げ場所が無くなるので、海面にジャンプします。 海面に、小魚の群れがジャンプした状態をナブラと言います。
ナブラはカモメ類にとって、捕食の好機となるために、ナブラが立った場所にカモメ類が群がって、カモメ類が鳥山を形成することになります。
ナブラの立ち始め。
この時は、ナブラに気づいたカモメが数匹飛んで来ただけでした。
これを見た他のカモメ達が、このナブラをめがけて殺到します。
ナブラの立ち始めは、鳥山の出来始めでもあるのです。
水しぶきは、イワシの群れに突入した回遊魚のしぶきです。
ナブラの殺到して来るカモメ。
どんどんカモメの数が増えて来ます。
回遊魚のアタックは、1回だけでなく数分にわたって続くために、カモメがフォバリングをして、イワシの群れの動きを見ています。
再び、回遊魚がイワシの群れにアタックしたので、カモメもイワシに突入しています。
回遊魚のアタック。
上の写真の、下の方に回遊魚の開いた口が見えるでしょうか?
拡大した写真です、
回遊魚がイワシにアタックしています。
この回遊魚は、目の上のラインを見ると、ブリの若魚のイナダのようです。
こちらが、網代港に水揚げされてたイナダ。
40cmくらいはあります。 うまそ~。 :pint:
おまけ。 😀
以前、回遊魚(たぶんソーダガツオかな?)に追われるイワシの群れを写したものです。
写真の画面全体にイワシの群れがあったのが、回遊魚の突入でパッと散ったところです。
写真の中央やや右の少し大きい魚が回遊魚。
最初は、鳥山を観に行ったのですが、ナブラや食物連鎖を見れて少し感動しました。
港内で鳥山を観れるって事は、網代港付近の海は豊かなのでしょうね。
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